STORY

私たちについて

私たちについて

始まりは1冊の本との出会いでした。タイトルは『切除されて』。
7歳で伝統のもとに女性器切除(FGM)を受け、13歳で見知らぬ男性と強制的に結婚することになってしまったセネガル人女性キャディコイタさんが、女性の人権を勝ち取るために闘う物語を描いた実話です。
ショッキングな内容とともに感じる、著者のセネガルへの深い愛情。
どのような国なのか知りたくてセネガルを訪れると、そこにはエネルギーと笑顔に溢れた明るい人々が暮らしていました。

当ブランドは、著者のキャディコイタさんの団体La Palabre(ラパラーブル)をサポートするために設立されました。
レイプ、DV、女性器切除などの性暴力にさらされたセネガル女性たちを心身共にケアするため、首都ダカールから1時間のティエスという町に避難所の建設を行っています。

商品について

商品は、布と縫製の品質にこだわりを持っています。
現在、アフリカのローカルマーケットでは、他社のデザインを模倣した中国産のアフリカ布が溢れており、布屋さんですらどこで布が生産されているのか知らないような状況です。
当ブランドは、世界最高品質といわれる創業170年の歴史をもつオランダ産のアフリカンプリントや、高品質なコートジボワール産の生地、アフリカでデザインされたブランドオリジナル柄の生地を工場から直接輸入し、取り扱っています。
全ての布は商品化する前に水通しを行い、色落ちの激しい布は商品になりません。縫製は主に日本で行っております。プリント雑貨はそれぞれ、その道のプロフェッショナルを慎重に選定し制作を委託しており、確かな品質を感じていただくことができます。

避難所サポート

当ブランドのすべての商品の売上の10%は、性暴力を受けた女性のための避難所のサポート費用になります。2023年には、在セネガル日本大使館からの資金協力を得て、避難所の建設が完了しました。

現在は、運営開始の準備を行っています。将来は、避難所でケアを終えた女性たちとともに商品の制作を行い、女性たちが自立して生活ができるまでサポートしたいと考えています。

代表紹介

宮村暢子(Nobuko Miyamura)

1988年、大阪生まれ。アパレルブランドGUÉNEU(ゲヌ)代表。
キャディコイタの自叙伝、 『切除されて』を読み、アフリカ、中東の伝統的慣習である女性器切除(FGM)を知る。大学時代にセネガルに滞在し、女性器切除を研究、キャディコイタと対面。卒業後は都内で会社員として働くが、結婚を機に人生を再考。2020年4月にGUÉNEUを立ち上げ、セネガルの女性たちやチャンスに恵まれない人たちを支援する活動を始める。一児の母。

キャディ コイタ(Khady Koita)

セネガル出身の女性作家、女性器切除廃絶活動家。女性と子供の権利を守るNPO団体La Palabre(ラパラブール)代表。7歳で女性器切除を受け、13歳で結婚し、フランスに渡る。数々の暴力に耐えながら、5人の子供を出産。38歳で離婚し、活動家として歩み始める。2007年、自身の半生を綴った自叙伝『切除されて』を出版し、約20ヶ国で翻訳される。現在ベルギー在住。

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